インプロとは

インプロは創造性をあなたに与えない。
しかし、あなたの中にすでにある創造性を掘り起こす手伝いをする。

何もないところから物語を創造していく即興演劇は「インプロ」と呼ばれ、欧米を中心に世界中に広まっている。劇場やライブハウスで上演され、観客達を笑わせたり、感動させている。

インプロは、それぞれの人が好き勝手に思いついたことをやる「でたらめ」ではない。それぞれの人から生まれたアイディアを、お互いに受け容れ合い、ふくらませていくことで、初めて今まで誰もつくったことのない新しい物語を生み出すことができる。そのためには、アイディアを生み出し、受け容れ、発展させるための方法論が必要である。

しかし、生み出そう、受け容れよう、発展させようと「頑張って」も、その通りにできないところがインプロの難しいところであり、面白いところである。「頑張る」のをやめ、自然に任せることで、かえってうまくいくこともある。

インプロの創始者の一人、キース・ジョンストン(keith johnstone)がインプロの方法論をゲームやアクティヴィティーの形で蓄積していったのも面白いところだ。インプロのワークショップで、参加者達はこれらのゲームやアクティヴィティーを実際に体験し楽しみながらインプロの方法論を学んでいる。

そして、今や、インプロは劇場を飛び出し、一般の人々もインプロを楽しみ、インプロを学ぶようになってきている。

(高尾隆著『インプロ教育:即興演劇は創造性を育てるか?』より)

普通にやる・頑張らない

独創的にならない・当たり前のことをする

賢くならない

勝とうとしない

自分を責めない

想像の責任をとらない